
ヘナをしたものの、白髪に色が入りにくいし、きしむし、色味が赤っぽくなって色々不満なの。このまま続けるのが不満….

ヘナ美はつい最近ヘナを始めたのよね。白髪染めをしてたけどヒリヒリするから、辞めたのよね?まず、ヘナのことをしっかり理解しないと不満だらけになるから詳しく説明するわ。
そもそもヘナって何?なぜ染まるの?
ヘナはミソハギ科の植物で、インドなどで古くから髪染やボディーペイントなどに使用されてきたハーブです。
近年日本でも白髪染めとして認識されています
ヘナの葉(ヘンナ葉)には、赤色色素のローソンが含まれており、タンパク質に絡みつき色を付けます。
髪の毛の主成分は、ケラチンでタンパク質でできており、ヘナで白髪染めをすると白髪の部分にヘナ本来の色である赤茶色の色が入り込み染色されます。
ヘンナ葉以外にカシアアウリクラタ葉、ナンバアイ葉(インディゴ)の種類があり、ヘナのメーカーによりますが、種類がの異なる3種類を特徴にあわせブレンドしています。
カシアアウリクラタは色がつかないトリートメントとして、カラーでいう『クリア』の無色のイメージです。他には、髪のパサつき、乾燥を抑え艶を与えます。
インディゴは一般的に緑に染まり、ヘナと混ぜることで落ち着いた色味になります。
インディゴは混ぜるほど茶~黒っぽくなり、60%以上混ぜると髪質や条件によって染まりにばらつきがでやすく、茶系よりも青~緑~紫に寄りやすくなります。
(上記の説明は白髪で染めた場合で、黒髪には染まりません)
髪質によって色味の出方が人それぞれ違うので、赤っぽい方や緑っぽい、茶系になる方など
染めてみないと色味の出方がわからないこともあります。
染めたては緑っぽく発色して、そのあと約48時間かけて発色して段々柔らかいブラウンへと
変化していきます。

ヘナ美は赤っぽくなりやすいから、インディゴをもう少し足して染めていくといいわ。ヘナやインディゴは染めれば染めるほど、色を重ねることで、綺麗な色味が完成していき、艶がでるのよ。

そうなんだー!インディゴもヘナだと思っていたら、違ったのね!

ヘナ単体で染めるとオレンジ~赤に染まるから調整が必要なのよね。
赤っぽいのが気になるのであれば、インディゴを混ぜるの。インディゴはマメ科で稀にアレルギー反応があり、質感はヘナより劣るの。
白髪染めが目的なのか、髪質改善が目的のなのかを判断したり、色の好みで決めてもいいと思う。
たまにヘナをして黒くなった~っていう人がいるんだけど、それは染料入りの雑貨登録のヘナなの。

雑貨登録?

100%ナチュラルヘナには一切化学染料がはいっていないんだけど、
一部雑貨扱いの「カラーヘナ」には化学染料ジアミンが入っているの。そうゆうヘナは黒くなったりするわ。あとはレッド系やブルー系の発色を濃くさせるために合成染料が入ってあるヘナもあるの。
天然のもので染めたいのか、デザインや天然志向だけどしっかり染めたいのかをリサーチして染めるといいわよね。
*100%ナチュラルヘナは、2001年4月の薬事法改正に伴い「化粧品」として登録されました。

私は化学染めでヒリヒリしたから、100%ナチュラルヘナ一択ね!
トリートメント効果があって,傷めずに染めれるんだから文句を言ったらだめよね。
自然のものだから安心して染めれるわ。

そうだけど、自然のものだからとって安心はできないわよ。
植物でかぶれるケースもあるし、過去に問題なく使用していても体質の変化で、かぶれることがあるの。できれば毎回使用するたんびにパッチテストを行うといいわよね。

えぇ~!まじめんどくさいんだけど...
かぶれなどのトラブルを防ぐために、ヘナを使用する2日前に毎回必ず『パッチテスト』で事前の確認をしましょう!
準備するもの
使用するヘナ全種類 新しい綿棒 ティースプーン ヘナを溶く小皿
- テスト液作り ティースプーン一杯のヘナを小皿にいれ、同じティースプーンで水を一杯入れます。新しい綿棒でよく混ぜます。*2色以上使用の場合、粉を混ぜないようにします。
- 肌へ塗る 綿棒を使って、腕の内側に10円玉大のヘナを塗り、自然に乾燥させます。*1箇所に1色のヘナを塗ってください。*テスト液が衣服につかないように注意してください。
*30分ぐらい待ってもヘナが乾かない場合は、ティシュで優しくおさえて、こすらないように軽く拭き取ってください。 - 観察と確認方法 そのまま触れずに48時間放置し、洗い流さないようにします。
ヘナが塗ったところに異常がないか30分位と48時間後に見て、異常がなければヘナを使用しても大丈夫です。
*ヘナを塗った部分を絆創膏などで覆わないでください。
*塗ったところに発疹、発赤、かゆみ、水疱、刺激などの皮膚の異常が現れた場合は、手などでこすらないで、すぐにヘナを洗い落し、ヘナの使用をやめてください。48時間以前であっても、同じような異常を感じた場合も同様です。
*パッチテスト中はテスト部位を濡らさないために、入浴やシャワーを控えてください。やむなくシャワー等をする場合にはテスト部位を濡らさないようにご注意ください。
*季節の変わり目、体調によって一時的にかゆみを感じるときもあります。

あと髪がきしむって言ってたわよね。最初はきしむことが多々あるの。
カラー染めをしていて髪が傷みがちな人がヘナをすると、硬くなりぎしつくの。
それは髪の内部、外部の脂質成分が減少している髪にヘナをすると、ヘナの収れん作用によりタンパク質がギュっと締まり、より一層髪が硬くなるの。
油分などのホホバオイルをヘナと一緒に混ぜて塗ると、修復効果も期待できるわよ。
あとダメージ毛には水分が少ないから、ヘナを塗る前は濡れた状態で塗りましょう!

ホホバオイルね!髪もしっかり濡らすことも重要だったのね~
乾いた状態で塗ると大変なことになるわね。

数回ヘナをしていくと髪の毛がしっかりしてきて、きしまなくなるわ!!

ヘナって奥深いのね。
めんどくさがり屋さんには向かないかも。

まぁ、メリット、デメリットがあるから大変だと思うけど、ヘナの魅力にハマれば辞めれなくなるわよ。
髪はさらさら、つやつや、ハリコシ、地肌の掃除、癖の緩和に本当の意味での髪質改善ね。染めながらトリートメント効果も得れるなんて一石二鳥!
ヘナに関して知識として知っトクべきことが、まだあるからまとめるわね。
ヘナのなるほど!基本知識
- ヘナの塗り方はヘアカラー感覚で塗ると薄塗りになり、染まりにくくなります。ヘナは根本にたっぷりつけて大丈夫なのでドバっと根本に置いて、溜塗を意識しましょう。
(特に顔周りや生え際は染まりにくいので、しっかりつつみこむように塗ります) - ヘナを初めて日が浅い人は二週間に一度染めると色が入りやすいです。色がとれ切れる前に上から重ねていくのがいいです。ヘナを長年続けていくと自分のリズムをつくれますよ。
- 自然のへナほど一度に完璧な仕上がりになりません。ヘナやインディゴの染毛は重ねていくことで、綺麗な色味が完成し、艶がでます。今までのカラー染めの様に一回染めただけで完全に白髪がなくなるわけでないということを頭の片隅に置いてくださいね。
- ヘナを塗ったあとはサランラップでしっかり包み込み、乾燥させないようにしましょう。ヘナにホホバオイルや専用オイルを全体の量の10%程度いれます。
乾燥させると染まりが悪くなります。 - ヘナは大量に作り置きしたら駄目です。1日ぐらいなら冷蔵庫で保管は大丈夫ですが、インディゴはは酸化してしまうのでNGです。
- ヘナを1回やってみて辞めたいと思うなら次回にヘアカラーはできますが、同じ箇所に3回以上重ねるとブリーチでも抜けにくくなるため、特に毛先は必要以上に重ねないこと。
(透明色、クリアのカシアアウリクラタは問題ないです。) - ヘナ後3日かけて色が定着するので、すぐにしっかり染めたい、ストレスを感じるならカラー染め、化学染料入りのヘナをおすすめします。即効性を求めるならケミカル一択になります。
ハリコシ、 艶、髪質改善を求めるなら本質を見失わないように。髪の美しさを何よりも優先できたときがヘナのタイミングです。 - ヘナを塗った後の待ち時間は長ければいいという考えもあるかもしれませんが、適切な時間を守りましょう。長すぎると肌トラブルの可能性があります。いろんな意見がありますが、1~2時間、長くて3時間までがいいかなと思います。
- ヘナを使用後はシャンプーを使用して、綺麗に洗いましょう。メーカーによって、考え方は色々ありますが、私はヘナが頭皮に残っているとかゆみなどの肌トラブルの可能性を考えるとシャンプー派です。

ヘナはメーカーによって考え方が多少違ったりしますが、やってみて違和感をかんじるたら、やめましょう。自分に合ったヘナが見つかればヘナ染めは楽しいし、自分で染めるのが大変ならサロンで染める、もしくは全体染めはサロンで、気になる顔周りだけ自宅で染めるなど負担のないように染められたら最高ですね。
ヘナに詳しいサロンなど、今はネットで検索できるので探してみてくださいね。
ヘナの塗布のやり方
1.ヘナをカルキのない水でぬるま湯で溶きます。(一緒にホホバオイルを入れてもよし)硬さはマヨネーズより少し硬いくらいが理想。艶が出るくらいしっかり混ぜましょう。
2.濡らした髪にたっぷりヘナをつけていきます。地肌にすりこむように撫で付け(優しく)、髪がたっぷり隠れるくらい塗ります。地肌が敏感な方は、すりこまないようにしてください。
3.部分的に白髪があったり、オレンジがきつい場合は単品でインディゴを味噌ぐらいのペーストに溶いて、上から重ね塗りをしたら緩和されるケースがあります。
4.ヘナを塗り終わったら髪をまとめ、ラップをピチッと巻き、耳を出さないように巻きます。顔周りの白髪が跳ね返りやすい場合、キッチンペーパー(細長く切ってくださいね)で抑えると白髪が染まりやすいです。それからラップを巻くと完璧!

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この写真の方はヘナ歴10年の方で、赤みがなく自然なブラウンになっています
染めたては緑色っぽくなっても翌日以降、だんだんブラウンになっいてきます。(個人差はあります)
染めたてが緑でなく、赤っぽい感じになる方もいます。

同じ配合でも髪の質で赤くでやすいタイプ、赤みがが出ないタイプと分かれます。
一番下の写真は赤みが強く出るタイプですが、赤っぽいブラウンも
艶がでやすく、顔色の血行もよく見えるのでおすすめですよ。