「美容室ではツヤツヤなのに、
自宅で再現すると何か違う…。」
そんな経験はありませんか?
その違いは、実はヘアアイロンの使い方ではなく、
その前の『ブロードライ(下地作り)』にあります。
髪は、ただ乾かしただけでは
のスタイルになりません。
ブロードライで髪を整え、
適度な水分と油分を補った状態にしてから
アイロンを使うことで、
ツヤ・まとまり・スタイルの持ちが大きく変わります。
今回は、美容師がサロンワークで行っている
「美しい髪を作るためのブロードライのコツ」を
ご紹介します。
ブロードライとは?
ブロードライとは、
と手ぐし、またはブラシを
使いながら髪の流れやクセを整える作業のことです。
ただ乾かすだけではなく、
– 髪のクセを整える
– 髪の表面をなめらかにする
– 毛流れを整える
– ツヤを出しやすくする
– アイロンやコテで形を付けやすくする
という大切な役割があります。
つまり、ブロードライはヘアスタイルの
「土台作り」です。
なぜブロードライが必要なの?
髪は乾いているように見えても、
表面には細かなうねりやシワがあります。
そのままアイロンをすると、
– ツヤが出にくい
– 毛先がまとまらない
– クセが戻りやすい
– スタイリングが長持ちしない
という原因になります。
そこで、アイロン前に
手ぐしやブラシで軽く引っ張りながら乾かすことで、
– 髪のシワを伸ばす
– クセを整える
– ザラつきをなくす
– 熱が均一に伝わる
状態になります。
このひと手間だけで、仕上がりは驚くほど変わります。
アイロン前は「下地作り」がもっと重要
メイクに下地があるように、髪にも下地があります。
それがスタイリング剤です。
髪に適度な水分と油分を補うことで、
– 熱から髪を守る
– 湿度を保つ
– 髪を柔らかくする
– アイロンの形が付きやすくなる
というメリットがあります。
水だけで濡らしてしまうと、
ドライヤーやアイロンの熱ですぐ乾燥してしまいます。
乾燥した髪は硬くなり、思うように形が付きません。
大切なのは「濡れていること」ではなく、
髪の内部に適度な潤いがある状態です。
※髪が濡れたままアイロンを当て、「ジュッ」と
音がする状態は絶対に避けましょう。
髪のタンパク質が傷み、ダメージの原因になります。
ハンドドライのメリット
美容師も最初は手ぐしで乾かすことが多くあります。
ハンドドライには、
– 全体に自然な動きを付けやすい
– 毛流れを整えやすい
– 柔らかい質感になる
– 指先で髪質を確認しながら乾かせる
というメリットがあります。
まずは手ぐしで髪全体を整えるだけでも、
スタイリングしやすくなります。
スケルトンブラシは初心者にもおすすめ
目が粗く風が抜けやすいスケルトンブラシは、
初心者でも扱いやすいブラシです。
特徴は、
– ドライヤーの風が通りやすい
– ラフな仕上がり
– 自然な丸みが付く
– 毛流れを作りやすい
反対に、毛先へのテンションが少ないため、
ツヤをしっかり出したい場合には
少し物足りないこともあります。
ナチュラルなヘアスタイルには
ぴったりのブラシです。
ブラッシングブラシはツヤ髪作りに最適
面をきれいに整えたいときには、
ブラッシングブラシがおすすめです。
例えば、
– 分け目のクセ直し
– 根元からとかす
– 面をきれいに整える
– まとめ髪の下準備
– ツヤを出したい
そんなときに活躍します。
ブラシで適度にテンションをかけながら
ドライヤーを当てることで、
キューティクルが整い、美しいツヤが生まれます。
ブラシを使う前の「仕込み」が成功のカギ
アップスタイルやまとめ髪では、
最初の準備がとても大切です。
乾いた髪なら、霧吹きで全体を均一に湿らせます。
クセが強い方は、ハーフウェットくらいまで
しっかり濡らしましょう。
その後、スタイリング剤を付けます。
ブラシの種類ってどうなの?

左側がブラシタイプ。
右側がスケルトンタイプ。
ブラシタイプの素材は、ABS樹脂。
ABS樹脂はプロ仕様のブラシに多用され、
長期間の使用にも耐えうる形状安定性と、
ブロー時の適切なテンション維持が特長です。
また、高級感も兼ね備えています。
スケルトンタイプのブラシはポリエチレン。
一方、ポリエチレンは軽量で扱いやすく、
水や薬剤に対する耐性も有します。
安価なブラシに多く見られますが、
長期間の使用により変形する可能性があります。
耐久性を重視するならばABS樹脂。
軽量性を優先するならばポリエチン
が推奨されます。
一般的に、
「ABS樹脂は硬度と耐久性、高級感に優れ、
ポリエチレンは軽量で安価」と
覚えておくと良いでしょう。
ハンドブローしただけ

ABS樹脂
硬くてしっかりしている
衝撃に強く割れにくい
耐熱性は
比較的高い(約80~100℃)
重さはやや重い

ポリエチレン(PE)
やや柔らかい
曲がりやすいが割れにくい
耐熱性
やや低い(約60~80℃)
重さは軽い



ハンドブローとブラシタイプのドライ時間は
ほぼ一緒でした。
スケルトンタイプは1分ぐらい
短く乾かせました。
早く乾いたからか、
スケルトンタイプのほうが
まとまって綺麗に
乾いた印象はあります。
美容師がおすすめするスタイリング剤の組み合わせ
サロンでは、
– セット力のあるミルクタイプのベース剤
– 重めのヘアオイル
この2種類を組み合わせることが多いです。
これにより、
– 熱ダメージを軽減
– 潤いをキープ
– アイロンの形が付きやすい
– スタイルが長持ち
という効果が期待できます。
さらに、タイトなまとめ髪やツヤ感を
重視したい場合は、
ワセリン系のグロスを少量重ねることで、
より美しい質感になります。
スタイリング剤の付け方
まずは毛先から揉み込むようになじませます。
その後、髪の内側、中間、表面へと広げていきます。
髪全体を均一な状態にすることで、
ブローもしやすくなり、
仕上がりにムラがなくなります。
セルフスタイリングなら
無理にブラシを使わなくても大丈夫。
美容師のようにブラシとドライヤーを
同時に使うのは、慣れないと難しいものです。
ご自宅では、
1. ベース剤を付ける
2. ハンドドライでしっかり乾かす
3. 髪の流れを整える
4. 最後にコテやストレートアイロンで仕上げる
この流れだけでも、仕上がりは大きく変わります。
まとめ
美しいヘアスタイルは、
アイロンの技術だけでは作れません。
ブロードライで髪の土台を整え、
適切なスタイリング剤で下地を作ることで、
ツヤ・まとまり・スタイルの持ちが大きく向上します。
毎日のドライヤー時間を少し意識するだけで、
自宅でもサロン帰りのような仕上がりに近づけます。
ぜひ今日から、
「ただ乾かす」のではなく、
「仕上がりをイメージしながら乾かす」
ことを習慣にしてみてください。
きっと、髪の美しさが変わってきますよ。

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